01 Recuerdos de la Alhambra/Tarrega アルハンブラの思い出/タレガ
ギターの独奏曲として有名な曲。バイオリンによって奏でられる伸びやかなメロディーとアンニュイなギター、都会的なリズム、それに絡むストリングス―その中にもスパニッシュテイストを残しつつ、爽やかな青い空を想い起こさせる作品。
02 Slavonic dances Op.72 No.2/Dovorak スラブ舞曲第2番 作品72/ドヴォルザーク
もの哀しいメロディーは、ソロ楽器で奏でられることでより強く全面に押し出されており、それに伴いリハーモナイズされたバックトラックとあいまって、オーケストラで演奏されるものとはまた違った哀愁を醸し出している。
03 Je te veux/Satie ジュ トゥ ヴ/サティ
本来のソフトなワルツのイメージを切りくずし、ラグタイム、カントリー、パンクの要素を大胆に導入。無邪気な子どものような遊び心の中にも、周到なアレンジがメリーゴーラウンドのようにかけ回る―maruseならではの意欲作。
04 Wire frame/Tada Makio ワイヤーフレーム/多田牧男
本アルバム中唯一のオリジナル作品。やわらかであたたかみのあるバックトラックの上に漂うバイオリンとアコーディオンのメロディー、それに絡むガットギターのソフトなカッティングとハバネラのリズム。南米のさびれた港町に静かに訪れた夕暮れの風景を描いた一枚の絵のような作品に仕上がっている。